写真展
相原正明 写真家 20周年記念写真展
〜Double Portrait〜 地球の表情と人間の表情
2015年11月7日〜2016年1月11日
開催期間 2015年11月7日〜2016年1月11日
開催場所 ミュゼふくおかカメラ館
〒939-0117 富山県高岡市福岡町福岡新559番地
開館時間 9:00〜17:00
休館日 月曜日 (祝日の場合は翌日)年末年始(12/28〜1/4)
Double Portrait
オーストラリア大陸を初めてバイクで旅したのが1988年。当時はランドスケープの作品を撮るとは考えもしなかった。オーストラリア大陸中央部に広がる、無限の砂漠と空はまるで宇宙だった。アウトバックと呼ばれる荒野でテントを張っての撮影。連日想像を絶する夜明けや日没のドラマ、火の玉のような月の出。闇が見えないほどの星空。そこで見て感じたことは、自分の目の前に広がっているのは風景ではなく、46億年生きている一生命体としての地球の表情だと感じた。そして私は、撮影するのは単なるランドスケープではなく、この46億年の生命体が笑ったり、泣いたり、怒ったりする一瞬の地球の表情「アースレイト(Earth+Portraitの造語)」だと。
海外で仕事をするようになり意識させられたのは、自分の日本人としてのDNA。オーストラリア人のキュレイターから「あなたが撮ったオーストラリアはとても『和』のオーストラリアだ」と評価をいただいた。特に掛け軸風の日本ならではの縦長の構図。オーストラリアで、アメリカで、ドイツで展覧会をしたとき、そのコンセプトは欧米のアート界に好評だった。このとき、それは単に日本古来の表現形式を用いたからというだけでなく、日本人である自分のDNAに刻まれた空間把握の独自性なのかもしれないと、「和」の視点を強く認識させられた。
さらに、長年オーストラリアの大地で撮影することで気が付かされたことがある。外から日本を見ることで「わが祖国はこんなにも美しかったのか」ということ。独特の湿度感と四季の折り合い。これほど美しい国は世界にまれな存在だと実感した。今回の展覧会では、外国にいることで発見できた「和」の観点から捉えた富山県の姿を、パノラマの縦長構図という「和」の空間表現によって発表いたします。皆様の郷土・富山の新たなる美しさをご覧いただければと思います。そして故郷・富山を世界の誇りと思っていただきたい。
そして、アウトバックでキャンプをしていて心動かされることがもう一つある。それは人間の命の短さとはかなさ。それでもみんな一生懸命生きている。キャンプから町に戻ると、とても人恋しくなる。何日も人との会話がないからだ。そんな時に人間の笑顔の素晴らしさ、人の表情からくる力がどんなに素晴らしいか、教えられた。今回の写真展では46億才の地球と100年にも満たない短い生命体・人間の表情とのコントラスト、まさにDouble Portraitを見て感じていただければと思う。
加えて、今回の写真展では究極の人間の表情表現として落語を撮影した作品も入れている。落語家・桂花團治師匠の高座を通して人の表情の豊かさ、そしてその後ろにある「和」の世界―伝統的な芸能の世界―を感じていただければ、という全260点近い盛りだくさんの展覧会である。
主催 公益財団法人高岡市民文化振興事業団 ミュゼふくおかカメラ館
協賛 カンタス航空 カールツァイス株式会社 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社 ヴィレッジ・セラーズ株式会社
協力 オーストラリア大使館 オーストラリア政府観光局 タスマニア州政府観光局 西オーストラリア州政府観光局 クイーンズランド州政府観光局 ニューサウスウェールズ州政府観光局 ビクトリア州政府観光局 ノーザンテリトリー観光局 ホテルニューオータニ 富士フイルム株式会社 株式会社ニコンイメージングジャパン リコーイメージング株式会社 クランプラー・ジャパン 一般社団法人カメラ映像機器工業会
入館料 一般800円、高校・大学生400円、小・中学生100円
※土・日・祝は高校生以下無料、20名以上の団体は2割引
相原正明 写真展 Double Portrait
ミュゼふくおかカメラ館 イベントのご案内
2015年
12月12日 桂 花團治師匠×相原 正明 DOUBLEトークショー
12月13日 相原正明 富士フイルム Xシリーズセミナー
12月19日 相原正明 Zeiss Otusレンズセミナー
2016年
1月 9日 相原正明 スライド&ギャラリートークショウ
開催場所 ミュゼふくおかカメラ館
〒939-0117 富山県高岡市福岡町福岡新559番地
開館時間 9:00〜17:00
休館日 月曜日 (祝日の場合は翌日)年末年始(12/28〜1/4)
Double Portrait
オーストラリア大陸を初めてバイクで旅したのが1988年。当時はランドスケープの作品を撮るとは考えもしなかった。オーストラリア大陸中央部に広がる、無限の砂漠と空はまるで宇宙だった。アウトバックと呼ばれる荒野でテントを張っての撮影。連日想像を絶する夜明けや日没のドラマ、火の玉のような月の出。闇が見えないほどの星空。そこで見て感じたことは、自分の目の前に広がっているのは風景ではなく、46億年生きている一生命体としての地球の表情だと感じた。そして私は、撮影するのは単なるランドスケープではなく、この46億年の生命体が笑ったり、泣いたり、怒ったりする一瞬の地球の表情「アースレイト(Earth+Portraitの造語)」だと。
海外で仕事をするようになり意識させられたのは、自分の日本人としてのDNA。オーストラリア人のキュレイターから「あなたが撮ったオーストラリアはとても『和』のオーストラリアだ」と評価をいただいた。特に掛け軸風の日本ならではの縦長の構図。オーストラリアで、アメリカで、ドイツで展覧会をしたとき、そのコンセプトは欧米のアート界に好評だった。このとき、それは単に日本古来の表現形式を用いたからというだけでなく、日本人である自分のDNAに刻まれた空間把握の独自性なのかもしれないと、「和」の視点を強く認識させられた。
さらに、長年オーストラリアの大地で撮影することで気が付かされたことがある。外から日本を見ることで「わが祖国はこんなにも美しかったのか」ということ。独特の湿度感と四季の折り合い。これほど美しい国は世界にまれな存在だと実感した。今回の展覧会では、外国にいることで発見できた「和」の観点から捉えた富山県の姿を、パノラマの縦長構図という「和」の空間表現によって発表いたします。皆様の郷土・富山の新たなる美しさをご覧いただければと思います。そして故郷・富山を世界の誇りと思っていただきたい。
そして、アウトバックでキャンプをしていて心動かされることがもう一つある。それは人間の命の短さとはかなさ。それでもみんな一生懸命生きている。キャンプから町に戻ると、とても人恋しくなる。何日も人との会話がないからだ。そんな時に人間の笑顔の素晴らしさ、人の表情からくる力がどんなに素晴らしいか、教えられた。今回の写真展では46億才の地球と100年にも満たない短い生命体・人間の表情とのコントラスト、まさにDouble Portraitを見て感じていただければと思う。
加えて、今回の写真展では究極の人間の表情表現として落語を撮影した作品も入れている。落語家・桂花團治師匠の高座を通して人の表情の豊かさ、そしてその後ろにある「和」の世界―伝統的な芸能の世界―を感じていただければ、という全260点近い盛りだくさんの展覧会である。
主催 公益財団法人高岡市民文化振興事業団 ミュゼふくおかカメラ館
協賛 カンタス航空 カールツァイス株式会社 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社 ヴィレッジ・セラーズ株式会社
協力 オーストラリア大使館 オーストラリア政府観光局 タスマニア州政府観光局 西オーストラリア州政府観光局 クイーンズランド州政府観光局 ニューサウスウェールズ州政府観光局 ビクトリア州政府観光局 ノーザンテリトリー観光局 ホテルニューオータニ 富士フイルム株式会社 株式会社ニコンイメージングジャパン リコーイメージング株式会社 クランプラー・ジャパン 一般社団法人カメラ映像機器工業会
入館料 一般800円、高校・大学生400円、小・中学生100円
※土・日・祝は高校生以下無料、20名以上の団体は2割引
相原正明 写真展 Double Portrait
ミュゼふくおかカメラ館 イベントのご案内
2015年
12月12日 桂 花團治師匠×相原 正明 DOUBLEトークショー
12月13日 相原正明 富士フイルム Xシリーズセミナー
12月19日 相原正明 Zeiss Otusレンズセミナー
2016年
1月 9日 相原正明 スライド&ギャラリートークショウ